Arduinoには沢山の種類のボードがあって、それぞれ異なるCPUを使っていて(一部同じです)使用用途によって自分で選択するのですが、プログラムの組み方についてはすべて同じになります。
使う命令やプログラムの書き方を共通化することで、Arduinoという世界でプログラミングを行うと、本当に簡単にボードプログラミングができ、製品試作が簡単に行えます。
Arduinoプログラムはなぜ共通に作れるのか
マイコン・CPUはメーカや型式ごとにそれぞれたくさんのお作法があって、そのお作法にもとずいてプログラムを作ることが大変だ!と最初のご説明しました。
そして、その大変なことをArduinoが全部吸収してくれている!ということもご説明させていただきました。
だのに…なぜ?ArduinoはどんなCPUでもボードでも同じ命令やお作法で作ることができるのでしょうか?
ダウンロードした開発用アプリが謎を解決します
Arduinoのホームページに行ってプログラムを作る無料ソフト(IDE)をダウンロードしてパソコンにインストールしました。
そして、プログラムを組むときに、まずボードの選択をしました。
ここに謎を解くカギがあります。
じつは、ダウンロードし、インストールしたパソコンの中には、それぞれのボードとCPU専用のプログラムがたくさんコピーされて準備されたのです。
そして、上の画面でボードを選択したときに「これから作るプログラムはこのボード用に組み立てて」と指示をしたのです。
あならが作ったプログラムは、Arduinoのボードに転送するボタンをクリックした瞬間に、選んだボード用のプログラムに変換(本当はコンパイル・メークという)され、変換後にArduinoのボードに転送されただけなのです。
つまり….Arduinoを開発した皆さんや、CPUのメーカが、私たちがいつも同じようにプログラムが作れるように、一生懸命Arduinoで動くプログラムを用意してくれているのです。
CPUやボードはどんどん増やすことができます
実は…ダウンロードしたままでは選択できないCPUについても、メーカや有志の方がCPU専用のプログラムをどんどん作ってインターネットにどんどん用意してくれています。
そして私たちは、このArduinoのプログラミングツールにどんどん自由に追加して拡張していくことができるのです。
この画面で新しいボードをインストールします。
※ただしメーカが用意されているものしか追加できません。
※少し足り方が面倒くさいので…もちょっと慣れてきたら挑戦したほうがいいです。
ということで、今日はArduinoが素敵な一部分を読み物としてご紹介しました。
プログラミングについては、沢山の方がネットに書いておられるので、速くプログラムを作りたい方はどんどん進んでいってください。
もう少しArduinoについて説明を続けていきます。