説明
#includeは、外部のライブラリをスケッチに含めるために使用します。これにより、プログラマーは標準的なCライブラリ(あらかじめ用意された関数群)や、Arduino専用に書かれたライブラリにアクセスできるようになります。
AVR Cライブラリのメインリファレンスページはこちらです(AVRはArduinoのベースとなっているAtmel社のチップのことです)。
なお、#defineと同様に#includeにはセミコロンの終端がなく、これを追加するとコンパイラがエラーメッセージを出すので注意が必要です。
構文
#include #include "LocalFile.h"
LibraryFile.h: 山括弧の構文が使用された場合、ライブラリのパスがファイルを検索します。
LocalFile.h: ダブルクォーテーションの構文が使用されている場合は、#includeディレクティブを使用しているファイルのフォルダが検索され、指定されたファイルがローカルパスで見つからない場合はライブラリのパスが検索されます。この構文は、スケッチのフォルダ内のヘッダーファイルに使用します。
プログラム例
この例では,Servoライブラリをインクルードし,その機能を使ってサーボモータを制御しています。
#include Servo myservo; // create servo object to control a servo void setup() { myservo.attach(9); // attaches the servo on pin 9 to the servo object } void loop() { for (int pos = 0; pos <= 180; pos += 1) { // goes from 0 degrees to 180 degrees // in steps of 1 degree myservo.write(pos); // tell servo to go to position in variable 'pos' delay(15); // waits 15ms for the servo to reach the position } for (int pos = 180; pos >= 0; pos -= 1) { // goes from 180 degrees to 0 degrees myservo.write(pos); // tell servo to go to position in variable 'pos' delay(15); // waits 15ms for the servo to reach the position } }